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事例22:廃プラスチックの
有価物化

発生源 ・主に組立職場から発生
・RPF加工業者に委託処理
部品保護用のキャップ類
 
協力企業より納入される組立部品の保護材として、プラキャップがある。
(2014年度は約3ton発生)   

改善前 ・廃プラとして産業廃棄物処理を行っていた。
・有価物化による買い取り業者がなかった。
・廃プラとして現場よりポリ袋詰めされたキャップ類は、いくつかの素材が混ざった状態でRPF加工業者へ委託処理していた。
 
問題点
・いくつかの素材が混ざった状態では、有価物としての価値がなくマテリアルリサイクルとして再利用ができない。
・廃プラを有価物として買い取ってくれる業者がいなかった。
・品質を考慮するとリターナブル化は不可。種類が多く管理ができない。   

解決のための課題 ・有価物として買い取りいただける業者の発掘
・ひと手間のかけ方

改善後 ・工場の環境管理統合により、有価物での買い取り業者が見つかった。
・ひと手間のかけ方は、軽作業担当部門で実施いただく。
また、特別支援学校の教材として提供し分別を実施いただく。
・廃プラを素材ごとに分別することで有価物化ができ、産業廃棄物の発生量と処理費用の削減ができた。
 
・産業廃棄物としてのサーマルリサイクルから、材料としてのマテリアルリサイクルへの転換ができ、資源の枯渇防止への寄与が少なからずできた。また、キャップに限らず廃プラとして排出しているものも、業者への確認で有価物化でき今後の改善効果としても期待できる。
苦労した点: ・素材ごとの分別方法では、有価物として買い取り戴く業者のレクチャーを受けて、精度の高い分別を目指した。
良かった点: ・特別支援学校との関わり合いの中から、学校の実習教材として提供いただきたい申し入れがあり、ひと手間のかけ方で社会貢献ができた。


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