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事例27:製品出荷に使用する
台木の産廃排出の削減

発生源 ・製品出荷後回収により空の台木を回収
・自社の製品は購入した木材を井桁状に組んだ上に乗せ出荷され、お客さまが製品を使用後に自社便にて回収されています。
  

改善前 ・指定したユーザーから台木を回収し、リサイクル。劣化が進んでいるものは、木屑として廃棄
・回収された台木の中で、再利用が出来る状態のモノ(キズ、ワレ、腐食状態の進行が無い)のみ、リサイクル化し使用していた。
 
2015年度木屑排出量 87.30t

木屑発生の元となる木材の購入金額 19,717千円(年間)
2015年度 鋼板生産量 58,900t(台木を使用する加工が対象)   

解決のための課題 ・台木の回収量の向上

改善後 ・台木の回収先を今まで10社であったのに対して、15社に増やすことで回収量を向上させ、リサイクル率向上
2016年度  木屑排出量 94.40t(前年比+7.1t増加)
2016年度  鋼板生産量 61,100t
2016年度  木材購入金額 19,456千円(前年比▲250千円)
 
※2015年度と比較し2016年度では、鋼板の生産量が2200t増加(3.7%増加)しているが、木屑発生の元となる木材購入量は約3%ほど削減することができています。
木材のリサイクル率を高める為に台木の回収量を増やし、購入量は削減出来ましたが、回収したが再利用が出来ないものが多く発生してしまい、木屑の排出量としては増えてしまっています。
苦労した点: ・お客さまへの交渉
・輸送会社への回収依頼
良かった点: ・木材購入量の減少に伴う経費削減


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