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事例29:製品出荷に使用する
台木の産廃排出の削減

発生源 ・製品出荷後回収により空の台木を回収
・自社の製品は購入した木材を井桁状に組んだ上に乗せ出荷され、お客さまが製品を使用後に自社便にて回収されています。
  

改善前 ・指定したユーザーから台木を回収し、リサイクル。劣化が進んでいるものは、木屑として廃棄
・回収された台木の中で、再利用が出来る状態のモノ(キズ、ワレ、腐食状態の進行が無い)のみ、リサイクル化し使用していた。
 
2016年度 木屑排出量 94.43t

木屑発生の元となる木材の購入金額 19,717千円(年間)
2016年度 鋼板生産量 61,115t(台木を使用する加工が対象)   

解決のための課題 ・台木の回収量の向上

改善後 ・台木の回収先を今まで10社であったのに対して、15社に増やすことで回収量を向上させ、リサイクル率向上
2017年度  木屑排出量 104.30t(前年比+9.9t増加)
2017年度  鋼板生産量 63,528t(前年比+2,413t増加)
2017年度  木材購入金額 22,298千円(前年比+2,842千円)
 
※2016年度と比較し2017年度では、鋼板の生産量が2400t増加(3.8%増加)しており、木屑発生の元となる木材購入量も増加してしまっている。
納品先より台木を回収しリサイクルをかけたいところであったが、他社(同業者)に引き取られてしまっていることが現状で、回収量が増やせなかった。その為、木屑の排出量としては増えてしまっています。
苦労した点: お客さまへ交渉しても回収ができない状態。
お客さまが複数社購買しているため、タイミングが悪いと台木が他社に取られてしまう。
良かった点: 上記、苦労した点を踏まえ、2018年度では新たな改善方針として、ICタグを活用した、台木回収システムを導入することが決定しており、大きな改善が見込まれる。


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